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小栗旬、ルパン役の本音語る

1967年にモンキー・パンチ氏が生み出した人気漫画を実写化した映画『ルパン三世』。世代を超えた人気作とあって、キャスティングに対する賛否があるなか、主人公・ルパン三世を演じる俳優・小栗旬(31)は「何があっても批判は出る」といい、同作への本音と覚悟を明かした。



——人気漫画でもある『ルパン三世』実写化のオファー時の心境は?

小栗 最初はびっくりしました。子供のころから結構観ていましたし、大人になってからも、誕生日に知り合いのスタッフさんから、テレビシリーズ全話と『ルパンVS複製人間』『カリオストロの城』『バビロンの黄金伝説』の映画3本がセットになったDVDをいただいていたので、自分がルパンを演じられるのは、不思議な縁だなと感じました。

——ジャパン・プレミアでは、作品の手応えを聞かれて「怖い」と答えていましたね?

小栗 ルパン三世ですからね。最初は「手を出さなければよかったのに」って思っていたし、自分にオファーが来た時も正直「やりたくない」と思いました。でも、やってみて出来上がったものを観たら、よくここまで映画にしてくれたなっていう感じです。それでも、何があっても批判は出るだろうし、それを役者だけのせいにされても困るなって部分があるのは本音ですね。

——では、逆に『ルパン』を知らない人の方が楽しめるってことは?

小栗 そうですね。知らない世代の人たちが、一番楽しめるようになっていると思います。知っている人たちにはそれぞれのルパン像があると思うのですが、純粋に楽しんでもらいたいです。

——「やりたくない」と思いながら主演を引き受けた理由は?

小栗 日本でアクション映画を作るのはなかなか大変なので。本当にそれなりの覚悟が必要なんです。でも、お客さんが喜んでくれて、何かしらつかめたらという想いはあります。ルパンも続編でもっとスケールを大きくしてやりたいし、そうすれば世界と戦えるのになって思います。

——「覚悟が必要」と言っていましたが、どう挑みましたか?

小栗 自分が主演の映画ですし、やっぱりいいものにしようと。あとは、参加した人たちが「参加しなければよかった」って思わないように。最終的に全員が参加したことに意義を持ってくれていたのはよかったと思います。

——日本以外にもタイ、香港、シンガポールを舞台にストーリーが展開され、俳優陣も国際色豊かな撮影でしたが、参加されてみて新たな発見はありましたか?

小栗 日本の良い部分も悪い部分も見えたのは、すごくいい経験でしたね。アクション一つにしても、お金と時間がかかるから、日本だと敬遠されているところがある。だけど、韓国はちゃんとアクションを撮れる環境があるから、どんどん伸びてる。VFXも韓国チームがやってくれたんですけど、本当にレベルが高かった。今後の日本のエンターテインメントってどうなるんだろうと少し考えさせられましたね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140903-00000344-oric-ent
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